フルート素材・材質・値段などを紹介・フルート購入・楽器選び必見(フルート事典・フルート大全・フルート大百科)
フルートは、音楽の中で特に美しい音色を生み出す楽器の1つです。フルートの素材は、音質や耐久性、価格などに影響を与えるため、フルートを選ぶ際には重要な要素の1つです。以下では、フルートの素材・材質について、詳しく解説します
「 洋銀 」初心者にもオススメ
銅とニッケルと亜鉛の合金で、銀は含まれていません。どの音域でもバランスが良く、明るい音色を出すことが出来ます。エントリー、初心者にもお薦めできるものです。白銅と洋銀を両方用いたモデルなどは手頃にお求めになることが出来ます。
「 銀 」初心者・中級者にオススメ
銀は、その素材由来の柔らかな音に特徴があります。柔らかさは、音の表現力の幅、深さにも表れます。フルートとして求められる音色にある程度達することが出来るため、長く本格的にフルートに取り組まれる方はぜひ手にしたいものです。部分的な使用から、総銀のものまで、銀の使用部分、割合によって音色、価格が異なります。
「 金 」上級者にオススメ
金はその色合いを表したかのような、 華やかでツヤ、滑らかな音色をかなで、繊細な表現でもしっかりとクリアーな音を響き渡らせることが出来ます。プロの演奏家の使用にも適しています。金には、9K 14K 18K 24K(純金)など金の含有量によって、さらに種類が細分化され、それぞれによって、価格も異なりますが、音色にも特徴が出ます。
「 白銅 」初心者にオススメ
銅とニッケルの合金で、耐久性があり扱いやすく、抵抗感が少なく弱い息でも音を鳴らすことが出来ます。フルートの中では、価格的に廉価で、エントリー、初心者が気軽に買いやすいです。ほとんどの製品では銀メッキが施されています。
欠点としては、音の表現の幅が狭く、一定以上のレベルを目指すには上達を妨げる面もある点です。
「 プラチナ 」上級者にオススメ
フルートに使用される素材、材質の中で、最も密度が高いのがプラちなです。それは音色にも反映され、音のクリアーさ、伸び、豊かな表現力などの違いを与えてくれます。
「 木 」中級者・上級者にオススメ
木を主要な材料としたフルートは、金属にはない柔らかさ温かみのある音色が特徴です。木材としては、密度、硬さなどが楽器に適しているアフリカ分布種のグラナディラが用いられることも多いです。ハンドメイドによるものでは、銀、金に劣らない価格帯になるものもあります。
以上が、フルートの主要な素材・材質についての解説でした。フルートを選ぶ際には、素材・材質だけでなく、価格帯、目的、演奏レベルなど、多くの要素を考慮する必要があります。正しいフルートを選ぶことは、演奏の品質や楽しみに大きく影響するため、選ぶ際には慎重に検討することをお勧めします。
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